sysstat によるリソース確認

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Linux 系システムにおいてCPU, RAM, Disk I/O といったシステムのリソース情報を取得し、負荷状況を確認するコマンドとして sysstat が用意されています。
ただ、ディストリビューションによって違いがあるため、Ubuntu (Debian-like) での使い方をメモしておきます。

sysstat ですが、RedHat 系 Linux では sysstat パッケージをインストールするだけで、特に設定不要でシステムのリソース情報を定期的に取得してくれるようになります。
しかし、Debian 系 Linux では、パッケージをインストールしただけでは定期的なリソース情報の取得までは行ってくれません。そこで、Ubuntu 16.04 (xenial) での初期設定内容を記載しておきます(と言っても簡単なものですが)。

まずは sysstat パッケージのインストール

次にリソース情報を取得する設定へ変更

10行目の "false""true" へ置換

最後にリソース情報取得設定の有効化

この状態で sar コマンドを実行するとこのとおり!

あれあれ、有益な情報が何も無いですね。。。
それもそのはず、Ubuntu のデフォルト値は10分間隔および、23:59での取得となっているからです。。。
なので、10分待てばこんな感じ…

まぁ、なんというか、実用には耐えないデスよね。。。
なので、取得タイミングを各環境に応じて修正してください。
修正するファイルの場所は /etc/cron.d/sysstat です。

上記のファイルだと、8行目の cron 設定を必要な間隔に書き換えると欲しい間隔での情報が手に入ります!
例えば、1分間隔で欲しいとするとこんな感じにすれば、

とれるようになりました!

めでたし、めでたし。

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