VMwareのメモリ管理に関するTips

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VMwareをより便利に活用するためのTipsを書いてます。
# 自分がまた調べなくて良いように… :-p

基本的にMacintosh版 VMware Fusion とWindows版 VMware Player を前提としています。

ここでは、メモリ管理に関して2つのTipsを書いています。

  • 常に実メモリを使う
  • メモリトリミングの無効化

作業にはそれぞれVM設定ファイルの書き換えが伴いますので、まず、そちらのファイルの確認をします。

“[VM_name].vmx” というVM設定ファイルがあるはずなので、それを開きます。
それぞれ下記ディレクトリ(フォルダ)の中にあるかと思いますので探してみてください。
Macintoshの場合 :: /Users/[User_name]/Documents/Virtual Machines/[VM_name].vmwarevm
Windowsの場合 :: C:\Users\[User_name]\Documents\Virtual Machines\[VM_name]

なお、ホームディレクトリや、VMwareファイルの保存ディレクトリを変更している方は適宜、自分の指定場所と置き換えて読んでください。

また、Macを使っている場合は、コンテキストメニューから『パッケージの内容を表示』を選択します。
vmwarevmファイルの展開

準備が終わったところで、それぞれのTipsの適用方法について書いていきます。

常に実メモリを使うようにするTips

上記VMware製品ではVMを立ち上げると、.vmemファイルを作成し、このファイルにメモリの内容を常にディスク上のと同期しているようです(下図参照)。
そこで、常に実メモリを使うように設定し、パフォーマンスの向上を図ることにします。
.vmem ファイル

上で説明したVM設定ファイルに下記の一文を追加します。

mainMem.useNamedFile = "FALSE"

以上の設定を行うことで、実メモリが常に使用されるようになります。

メモリトリミングを無効化するTips

VMware製品ではメモリを効率的に管理するために、各VMに割り当てたものの、VM上のOSが使用していないメモリをホストに解放する機能を持っています。
しかし、近年のメモリが十分に搭載されているPCであれば、この機能を無効化することでメモリ解放処理等によるオーバーヘッドの解消を図ることにします。

こちらも上で説明したVM設定ファイルに下記の一文を追加します。

MemTrimRate = "0"

以上の設定を行うことで、メモリトリミングが無効となります。

ささやかではありますが、快適な VMware life をお送りください。

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