ipv6 nd suppress-ra は隠しコマンド

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久しぶりに Cisco IOS XE を触ったときのメモです。
なお、使用バージョンは Cisco IOS XE Software [Gibraltar], Version 16.12.2s になります。

IPv6 の設定をしていて、とあるインターフェースに ipv6 nd suppress-ra を入れました。
すると下記のメッセージが出ました。

どうやら ipv6 nd suppress-rahidden command でかつ not recommended/supported and will be removed in future なんだそうです。
知らなかったよ… いつの間に…

というのも、Product Family は違いますが、昔、Cisco IOS XE 03.08.04.E を使っていた頃には問題なく投入できていたコマンドだからです。
ピッタリなバージョンは無いですが、このページを参考にすると IOS 15.3 相当のようですね。
(もっと古い IOS 15.0 な機械でも問題なく動作していました。)

じゃあ、何が正解なの、ってなりますよね。

答えは ipv6 nd ra suppress all だそうです。

なお、古いコマンドに対しての説明ページですが、最後に all を付けるか付けないかの差は以下の点にあります。

  • ipv6 nd ra suppressipv6 nd suppress-ra のように all を付けない場合
    1. 定期的な RA の送信は行いませんが、RS (Router Solicitation) に応答する RA の抑制は行われません
  • ipv6 nd ra suppress allipv6 nd suppress-ra all のように all を付けた場合
    1. 定期的な RA の送信も行わず、RS に応答する RA についても抑制されます。
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