今回、プライベートクラウド(QEMU/KVM基板)にCoreOSのインストールを行いました。
CoreOSのインストール自体の解説は公式サイトに詳しくありますが、次にやるとき、忘れそうなので備忘録としてインストールに必要なことをまとめました。
まず、CoreOSへのログインは基本的にSSH鍵認証でしか認められていません。しかし、インストール前ならデフォルトユーザIDである “core” と任意のパスワードを利用してでSSHパスワードログインが可能であるため、今回は、SSHログインで、インストールを行う事にします。
まず、パスワードの設定を行います。
1 | $ sudo passwd core |
次にインストールに必要となるCloud Configの設定を行います。
1 | $ vi cloud-config.yaml |
1 2 3 4 | #cloud-config ssh_authorized_keys: - ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAADAQABAAABAQDsyvDiM4xmpp... |
なお、CoreOSは基本的にDHCP等でIPアドレスを取得するので、CoreOS側端末でIPアドレスを確認しましょう。
IPアドレスは下図のようにリブート後立ち上がったログイン画面に表示されています。
IPアドレスを指定したい場合は、下記の設定を上記のCloud Configに追記してください。
今回は、IPv6 EUI-64アドレスを利用するため、下記の設定はしていません。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 | write_files: - path: /etc/systemd/network/10-static.network content: | [Match] Name=ens* [Network] Address=[IP addr]/[mask] Gateway=[defalut gateway] DNS=[primary nameserver] DNS=[secondary nameserver (option)] |
設定ファイルを作成したら、インストールを実行します。
1 2 3 4 5 | $ sudo coreos-install -d /dev/sda -C stable -c ~/cloud-config.yaml Downloading the signature for http://stable.release.core-os.net/amd64-usr/444.5.0/coreos_production_image.bin.bz2... (snip) Installing cloud-config... Success! CoreOS stable 444.5.0 is installed on /dev/sda |
インストールが終了したら、再起動を行います。また、HV側でisoイメージを読み込まない設定等は済ませておいてください。
再起動が終了したら、SSHログインを行います。この際、サーバ側のSSH公開鍵が変わっているため、必要に応じてknown_hostsファイルの修正をした上で、ログインしてみてください。
ログインができるはずです。
1 2 3 4 5 | ssh -i ~/.ssh/[ssh-key] core@[IP addr] Last login: Thu Oct 30 13:34:57 2014 from 192.0.2.5 CoreOS (stable) core@localhost ~ $ |
因みに、dockerのバージョンは…
1 2 | core@localhost ~ $ docker -v Docker version 1.2.0, build fa7b24f |
1.2.0のようです。
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