Ubuntu ServerへのownCloudのインストール

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Ubuntu ServerへownCloudを即興構築することになったため、次も使えるようにメモ書きを残しておきます。

今回は、さくらのクラウド上でデプロイしましたが、事前に用意されているCentOS用スクリプトを使わずに、Ubuntu Serverへインストールしました。
インストール時は、最新バージョンであるown Cloud 7.04を使いました。

インストールに当たって、openSUSE Build Serviceを利用しました。

まずは、openSUSE Build Serviceリポジトリの鍵をaptに追加登録します。

次に、ownCloudをインストールするため、下記のコマンドを実行します。
こちらは、Ubuntu Server 14.04の場合の例になります。

こちらでインストールは完了するので、次に
http://[ownCloud_server_addr]/owncloud/
へアクセスして、管理者ユーザの設定を行います。

次に、接続をSSL接続へ変更するための設定を行います。
こちらは、グローバル環境で提供する場合には、すべき項目となりますが、閉じたプライベートネットワークなどの場合は無視して頂いても構いません。

秘密鍵やCSR、SSL証明書を置いておく作業ディレクトリを作成します(場所はどこでも構いません)。

OpenSSLを使って秘密鍵を作成します。
加えて、秘密鍵作成のためのパスワードを求められるので、入力してください。

先ほど作った秘密鍵とパスワードを使って、証明書を発行するためのCSRを生成します。

作成したCSRを基に、認証局からSSL証明書を発行してもらいます。
自己署名証明書(オレオレ証明書)で良ければ、下記コマンドで作成できます。

次に、秘密鍵のパスフレーズの消去を行いますが、その前に、秘密鍵のバックアップを作成します。

バックアップ作成後、秘密鍵のパスフレーズの消去を行います。

続けて、Webサーバ(今回は、Apache2)にモジュールを読み込ませるための準備をします。

発行された(自己発行した)証明書を読み込む設定を加えます。
今回は認証局より発行された証明書 (ssl_cert.crt) で組み込みます。

最後に、設定を読み込ませるために、Webサーバを再起動します。

こちらで証明書の組み込みとWebサーバのHTTPS化終了したので、
https://[ownCloud_server_addr]/owncloud/
へアクセスして、ownCloud上でSSL通信しか許可しないように設定を必ず行いましょう。
[設定] -> [セキュリティ] -> [常にHTTPSを使用する] にチェック

これで、最低限必要な設定は終了したので、ownCloudを思う存分活用してください。

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