約半年ぶりの更新になってしまいました。
プロセッサの高性能化(近代化)とメモリの増量に伴い、BeagleBoardなどとも見劣りしなくなってきたRaspberry Pi 2 Model Bを購入しました。
OSには、Raspbianを導入しましたが、普段使っているUbuntu Serverとの違いも大きいので、自分が困らない程度の差分修正をしました。
Ubuntuと同じく設定できるところもありますがそこは目をつぶって頂ければという感じです。。。
とりあえず、今の環境をさらしておきます。
1 2 3 4 5 6 | % cat /proc/version Linux version 3.18.7-v7+ (dc4@dc4-XPS13-9333) (gcc version 4.8.3 20140303 (prerelease) (crosstool-NG linaro-1.13.1+bzr2650 - Linaro GCC 2014.03) ) #755 SMP PREEMPT Thu Feb 12 17:20:48 GMT 2015 % cat /etc/debian_version 7.8 |
apt-getのミラー変更
まずは、快適なアップデートのため、国内のミラーサーバを見る設定に変えます。
1 | % sudo vi /etc/apt/sources.list |
ここでは、下のように最初の1行をコメントアウトして、下記のように設定を変えました。
1 2 | #deb http://mirrordirector.raspbian.org/raspbian/ wheezy main contrib non-free rpi deb http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/raspbian-archive/raspbian/ wheezy main contrib non-free rpi |
なお、ftp.jaist.ac.jpにおける実体は/pub/Linux/raspbian-archive/raspbian/のようですが、
シンボリックリンクがあるため、下記のアドレスで設定しても問題ないようです。
(個人的に、/pubディレクトリ配下を設定したい質なだけです。)
http://ftp.jaist.ac.jp/raspbian/
時刻設定
次に、時刻関連から設定します。
基本的に他の機器との整合性を持たせる場合には、JSTで設定しておくのが無難だと思います。
なので、下記コマンドを実行し、タイムゾーンの選択をします。
1 | % sudo dpkg-reconfigure tzdata |
タイムゾーンの選択画面が出れば、
"Asia" -> "Tokyo"
と辿って設定をしてください。
また、必要ならNTPもインストールして、NTPサーバも(ネットワーク的に)近い所に書き換えておきましょう。
1 | % sudo apt-get install ntp |
1 2 3 4 5 6 7 8 9 | % sudo vi /etc/ntp.conf ##server 0.debian.pool.ntp.org iburst ##server 1.debian.pool.ntp.org iburst ##server 2.debian.pool.ntp.org iburst ##server 3.debian.pool.ntp.org iburst server ntp1.jst.mfeed.ad.jp iburst server ntp2.jst.mfeed.ad.jp iburst server ntp3.jst.mfeed.ad.jp iburst |
デフォルトエディタの設定
次に、エディタですが、vimがいいので、デフォルトエディタをvimにします。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 | % sudo apt-get install vim % sudo update-alternatives --config editor alternative editor (/usr/bin/editor を提供) には 4 個の選択肢があります。 選択肢 パス 優先度 状態 ------------------------------------------------------------ * 0 /bin/nano 40 自動モード 1 /bin/ed -100 手動モード 2 /bin/nano 40 手動モード 3 /usr/bin/vim.basic 30 手動モード 4 /usr/bin/vim.tiny 10 手動モード 現在の選択 [*] を保持するには Enter、さもなければ選択肢の番号のキーを押してください: |
ここで、3を選択して、vimをデフォルトエディタへ変更します。
sudo時の環境変数
Ubuntuとの違いは、sudo時の環境変数の引き継ぎなどにあると思います。
まあ、1人でしか使わない場合はrootにも自分の設定をコピーする、
シンボリックリンクを張るなどやり方はあると思いますが、
複数アカウントで使っている場合など、どうしても引き継ぎをしたい場合には、
.zshrcや.bashrcに以下の設定を入れればうまくいきます。
1 | alias sudo='sudo -E ' |
上の一行の意味する所は、
sudo -E
が、実行ユーザーの環境変数の大部分をsudo後も引き継ぐというものになります。
また、-E
の後のスペースには、実行ユーザーのalias設定をsudo後も引き継ぐという意味があるので、
こちらも、伏して設定しておくことをお勧めします。
僕は、vi=’vim’というaliasを入れているので、結構、重要になってきます。
なので、上で紹介してきたコマンドのviはvimということになります。どうでも良いですが。。。
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